箕子の憂い
こんにちは‼マイ・スタイル大通です(*^。^*)
マイ・スタイルでは毎日訓練を始める前に朝礼を行っているのですが、
先日の朝礼では博識なI様がこんなお話をしてくれました。
殷の紂王が、はじめて象牙の箸を作った。
それを知った家臣の箕子(きし)が恐れを抱いた。
象牙の箸を何故そこまで恐れるのか分からない周囲の者たちに、箕子が語った。
「象牙の箸を使うとなれば、(今まで用いていた)素焼の器などではなく
翡翠の器やのサイの角の杯を用いたくなるだろう。
象牙の箸に翡翠の器で食事をするとなれば、(今まで食していた)豆の葉や藜の汁などではなく
水牛や象や豹の肉が盛られるだろう。
豪華な食器に豪華な食事をするとなれば、粗末な衣服と粗末な家屋では満足できずに
錦の衣服と豪華な宮殿が欲しくなるだろう。
象牙の箸に釣り合うものを集めていけば、いずれ国中の財物を集めても足りなくなる。
私が怖いのはその行きつく先だ。だから象牙の箸を恐れるのだ」
この話は「箕子(きし)の憂い」といって、小さな事柄から大きな流れを察知すること、またはそれができる人物のことを言う故事のことです。
すばらしいなと思ったのは、その故事を説明したあとのことです。
贅沢な暮らしをしている王様を見て国を憂いた家臣のエピソードなので、内容的には少しネガティブな故事です。
しかしI様は、違った角度から物事を見る事が大切である、自分だけの考えにとらわれず柔軟に人と関わり合っていきたい、という言葉で締めくくって下さいました。
知識はその人を豊かにするものですが、得た知識をどう生かすかはその人次第だなと思い、I様の解釈に感動しました☆
訓練や実習も同じですね。
やらされている、という気持ちではどんなに素晴らしい訓練をしていてもそれ以上のものはありません。
W様、T様、Y様が背中で語っていました!
オホーツクシーライン様、貴重な実習の機会を頂戴し、ありがとうございました☆
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